- 髪の毛とはそもそもどういったものなのでしょうか。髪の毛の主成分はケラチンという特殊なタンパク質で、毛細血管によって運ばれる18種類のアミノ酸から成っており、驚くことに爪のように皮膚が角質化したものなのです。毛髪の量は人それぞれですが、およそ10万本ほど生えているといわれており、
それらは表皮・真皮・皮下組織という頭皮の中を横切るように埋もれているのです。

- この信号を受けると、アミノ酸が真皮中にある毛乳頭に運ばれてゆきます。そうすると毛乳頭の先に真皮細胞ができ、
始めてかたまりへと成長します。そしてそれに伴い表皮も
細胞分裂を開始してだんだんと頭皮の奥、すなわち
真皮の側へと落ち込んでゆきます。
こうして徐々に落ち込んでゆき、やがて真皮細胞を
包み込んで、毛母細胞へと発達します。この毛母細胞が活発に細胞分裂を繰り返すことによって、ケラチンを作り出します。
ケラチンは髪の毛の主成分ですので、毛母細胞の
細胞分裂の頻度が、そのまま育毛へと比例するということが
いえます。毛母細胞はケラチンを生みながら、日焼けの
元として知られるメラニンを取り込んでゆきます。
そしてケラチンを生み、メラニンを吸収した分裂を繰り返した
細胞が結びついて、ついに髪の毛になるのです。


- 髪の毛ができた後も毛母細胞はどんどんと細胞分裂を繰り返すので、髪の毛は上へ、表皮のほうへと押し出されて
ゆきます。このようにして、髪の毛は皮膚が変化してできた細胞が分裂を繰り返しながら伸びてゆくわけです。
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